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新潟県新潟市水道局

名古屋市上下水局と災害協定

2017/02/18 新潟建設新聞

 新潟市水道局は、名古屋市上下水道局と災害協力に関する協定を締結した。地震などの災害における相互応援と災害対策の技術協力等に関する連携を図るほか、他都市からの応援調整の支援を行う。

 両市が属する日本水道協会中部地方支部内の政令指定都市同士であり、同時被災の可能性が低いことから名古屋市上下水道局が打診し、新潟市水道局が快諾した。

 新潟市水道局では、これまでに仙台市と災害相互応援、神戸市や岡山市などと燃料供給の覚書を事業体間で結んでいるが、受援体制の支援までを盛り込んだ協定は今回が初めて。名古屋市が被災した場合、新潟市が日本水道中部支部長の役割を支援する。 

 9日には新潟市水道局で協定の調印式が執り行われ、新潟市水道局の井浦正弘局長と名古屋市上下水道局の丹羽吉彦局長が協定書に調印を交わした。

 井浦局長は「協定は両都市間の結びつきを強固にし、熊本地震でも課題となった受援体制も相互に大きく強化される。顔の見える関係から信頼をみえる形にするもの」と話した。

 また、丹羽局長は「新潟市は新潟地震、中越大震災、中越沖地震を乗り越え、知識、経験を積んだ事業体であり、名古屋市民にとって頼りになる協定」と語った。

 このほか協定では、平時からの備えとして水道施設や災害対策に関する情報交換会の開催が明記されている。

【写真=協定書に調印を交わした】

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