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テクノアカデミーが外国人就労者の帰国前研修実施

2017/03/01 群馬建設新聞

利根沼田テクノアカデミー(沼田市、桑原敏彦校長)は2月27日、沼田市内の同校で外国人建設就労者帰国前研修の開校式を執り行った。ベトナムやインドネシアの研修生8人が、3月4日まで太陽光発電とLPガス発電を組み合わせ、各家庭で電源を確保する『沼田オフグリットモデル』の整備方法などを学ぶ。

桑原校長は「我が社にも3年間、日本で研修を重ねてきた研修生がいる。国が変わっても彼らは会社の大事な社員。これまで習得した日本の技術を帰国後にも生かすためにこの研修を企画した。8人の研修生には、日本で学んだ集大成と自覚し、真剣に取り組んでほしい」と激励した。

その後、沼田市の横山公一市長、国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課専門工事業・建設関連業振興室の中林大典室長、同局国際課建設産業海外ビジネス推進室の太田喜久室長、群馬県建設業協会の青柳剛会長がそれぞれあいさつした。

横山市長は「研修に取り扱う設備に沼田の名を冠してくれたことに感謝したい」と話した。

中林室長は「日本での3年間は苦労もあっただろうが技能も習得できたと思う。研修で学んだことを帰国後も生かしてほしい」と要望した。

太田室長は「日本で学んだすべてのことが、帰国後に役立つことを祈っている」と述べた。

青柳会長は「母国に帰った後も建設業に従事してほしい」と呼び掛けた。

沼田オフグリットモデルは、発電所からの電線を必要とせず太陽光とLPガスを利用して発電する装置。ベトナムやインドネシアでは、発電所からの電気が途絶えることがあり、その間の代替発電システムとしての機能が期待されている。

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