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牛久市が17年度予算案に新中学校の実施設計に1・2億円

2017/03/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 牛久市(根本洋治市長)の市議会定例会が2日に開会した。2017年度当初予算案では、クリーンセンター延命化に6億5631万5000円、ひたち野うしく地区新中学校建設に2億4746万3000円、市道23号線改良舗装に2億622万3000円、中央生涯学習センター空調機改修に7540万1000円を盛り込んでいる。牛久運動公園武道場新設事業費は造成工事費3500万円のみだが、16年度3月補正予算で建築工事費と監理費を合わせて3カ年継続費5億1782万円を設定している。(3面に主な事業)

 一般会計総額は256億1000万円で、前年度比0・8%増。このうち普通建設事業費は22億8439万8000円で同18・0%減。

 三菱重工環境・化学エンジニアリング㈱(神奈川県横浜市)が、15年度から5カ年計画で進めている「牛久クリーンセンター」(奥原町3550-2)の基幹的設備改良工事では、中央監視制御装置の更新などのため6億3091万5000円を措置。そのほか新規で焼却施設空調設備更新工事に1944万円を充当している。

 タキイ種苗㈱牛久農場跡地(東猯穴町、A4万7038・75㎡)に建設するひたち野うしく地区の新中学校事業では、実施設計に1億2644万6000円、既存建物解体工事に6000万円、造成工事に4000万円、測量に867万円を配分。現在、㈱久米設計(東京都江東区)が基本設計を策定中で、実施設計はあらためて指名競争入札で発注となるもよう。

 なお、学校関係では昨年12月補正予算に牛久第一中学校体育館改築に6億8284万円、牛久南中学校校舎大規模改造に3億1956万9000円、下根中学校トイレ大規模改造に1億2000万円を計上しており、新年度に発注となる。

 19年の茨城国体に向けた牛久運動公園(下根町1400)の武道場新築事業では、約5000㎡の造成工事に3500万円。早ければ4月にも指名競争入札で発注となる。建築工事費と施工監理費は3月補正予算に前倒し計上しており、3カ年継続費として5億1782万円(16年度=2億5712万8000円、17年度=0円、18年度=2億6069万2000円)を設定。10~12月にも公告となる見込み。

 そのほか、中央生涯学習センター(柏田町1606-1)では、講座室棟の空調機更新工事費7540万1000円を予算化。10~11月ごろに発注予定。

 道路関係では、市道23号線(北側延伸第二工区)の改良舗装(L150m)に7100万円、市道2901号線(奥原町)の改良舗装(L84m)に約2000万円、市道2860号線(同町)の改良舗装(L130m)に約1000万円を充てている。

 公共下水道事業特別会計は、前年度比9・6%減の22億8800万円。雨水建設費に6億9985万6000円、汚水建設費に8511万2000円を配分している。

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