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守谷市が17年度当初予算案に新守谷駅自由通路整備費1・7億円

2017/03/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 守谷市(松丸修久市長)の2017年度当初予算案が公表された。主なものでは、新守谷駅自由通路線整備事業に1億7980万5000円、坂町清水線整備事業に1億2960万4000円、橋梁長寿命化修繕事業に9482万4000円、御所ケ丘小学校校舎改修事業に3455万8000円、大木公共施設改修事業に3120万円を計上している。

 一般会計の総額は204億6200万円で、前年度比5・9%増。そのうち普通建設事業費は13億9586万9000円で同13・7%減。

 新守谷駅自由通路線整備事業は、守谷市、つくばみらい市、学校法人開智学園(埼玉県さいたま市)の3者が、関東鉄道常総線の新守谷駅西側のペデストリアンデッキから駅東側へ連絡する跨線人道橋を整備するもの。

 規模は延長87・5m、幅員3・5m。工事は関東鉄道㈱に委託する。昨年12月の補正予算で16~17年度の2カ年継続費として2億8080万円(16年度=1億1880万円、17年度=1億6200万円)を設定しており、関東鉄道から5~6月にも発注となるもよう。

 このほか、通路整備の附帯工事として既設の上下水道管の切り回し工事に1258万8000円を予算化しており、新年度早期に公告となる。

 道路関係では、市道整備改良事業に1億7985万5000円を盛り込み、市道2506号線拡幅(野木崎、L128m)に1296万円、私道寄付路線改良(松並、L112m)に1016万1000円、市道2735号線拡幅(大柏、L85m)に771万1000円を配分している。

 道路補修事業は1億4596万6000円で、市道101号線(けやき台、L250m)に3070万9000円、市道109号線(立沢、L280m)に1296万円を充てている。

 ほかには、都市計画道路坂町清水線の整備事業に1億2960万4000円を措置し、ひがし野3丁目~本町までの延長477mについて、用地取得3件(4667万2000円)、家屋等補償3件(4249万円)、道路設計(1736万2000円)を予定。

 また橋梁長寿命化修繕事業では、25橋の点検に3542万4000円、北守谷橋(御所ヶ丘、1979年建設、L40・6m、W32m)の修繕工事に5940万円を充当。常磐自動車道に架かっていることから、工事はネクスコ東日本に委託する。

 学校関係では、大規模改修事業で御所ケ丘小学校の校舎(1982年築、RC造3階建て、延べ4188㎡)の設計に3440万9000円、御所ケ丘中学校の体育館(85年築、S造平屋、1000㎡)の設計に1270万1000円。工事はいずれも18年度に予定。

 文化会館(久保ケ丘1-19-2)では、屋根塗装(542㎡)や陸屋根(192㎡)および外壁(420㎡)の防水工事、空調設備更新(10組)のため2576万円を設定。

 反社会的勢力の排除のため昨年2月に購入した建築物(大木966-1)は、地域交流拠点施設にするための改修に取り掛かる。規模は延べ561・45㎡、敷地面積2007・48㎡。予算額は工事費2840万円、設計費280万円。

 一方、公共下水道事業会計は、資本的支出が前年度比39%増の7億6287万8000円。浄化センターの中央監視制御設備の改築に3億2444万4000円を計上している。

 収益的支出では、下水道計画策定に2カ年継続費1億3033万5000円(17年度=7708万円、18年度=5325万5000円)を設定した。

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