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新潟県新潟市

新年度の中央環状線整備事業

2017/03/25 新潟建設新聞

 新潟市は、中央環状道路整備事業で新年度から黒埼工区内の北陸自動車道と交差する跨道橋の板井と木場地内の両端アプローチ部の地盤改良および盛土工事に着手する。軟弱地盤対策として3カ年で地盤改良と盛土工を一体的に実施するため2019年度までの債務負担行為を設定した。新年度当初予算では中央環状道路整備に44億6400万円を計上するほか、18、19年度の債務負担行為で黒埼工区板井地区に7億3800万円、同工区木場地区に10億4800万円を設定する。

 新年度の新潟中央環状道路事業では起点側~49号区間は、北区の浦木工区で盛土や用排水路の切り回し工事のほか遺跡本調査を実施。横越バイパス工区では、県道新潟港横越線(赤道)~県道水原亀田線までの約1㎞部分の供用開始を予定。県道水原亀田線~国道49号区間では用地取得、物件補償などを進める。

 国道49号~8号区間では用地取得および物件補償を進めるほか、二本木工区で道路詳細設計、橋梁詳細設計、信濃川河渡工区は河川協議、漁業補償を進め、大郷・鷲巻工区と根岸・大通工区では用地取得が整った箇所から畦畔盛土などに着手する。

 国道8号~116号までの区間では、中ノ口工区で中ノ口橋の架設を進め、上塩俵地内では地盤改良およびボックスカルバート工などを一体で施工。18年度の債務負担行為で2億1000万円を設定した。黒埼工区では、3カ年で北陸道を横断する跨道橋アプローチ部の工事に着手。橋梁の架設時期については現在のところ決まっていない。明田工区では未着手となっている区間の道路改良を進める。

【黒埼工区のイメージ】

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