関東地方整備局は20日、さいたま新都心合同庁舎2号館で2017年度第1回荒川水系渇水調整協議会春季定例会と同利根川水系渇水対策連絡協議会幹事会春季定例会を開催した。荒川上流4ダムと利根川上流8ダムの貯水量は19日現在、同時期平均を下回っている。
荒川上流4ダムは貯水量8116万立方m、貯水率56%で、同時期の平均値に対して83%の割合。
一方で利根川上流8ダムは貯水量3億1088万立方m、貯水率67%となっており、対平均値89%。利根川上流ダム群のうち、八木沢ダム・奈良俣ダム・藤原ダム・相俣ダム・薗原ダムについては融雪による流入量増加が見込まれる。
それぞれ、降雨状況によっては貯水量の不足も考えられることから、既存施設などの広域的・効果的な活用により、きめ細かい運用を図る方針。
さらに、貯水量・降雨量などの情報提供を引き続き積極的に行いながら、必要に応じて節水の協力を要請するとともに、取水制限などの対応が必要な場合には機動的な対応を行うとした。