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山梨県新環状西関東道路建設事務所

西関東道路年内開通へ 東部1期は蛭沢川橋梁工 県新環状・西関東建設事務所

2017/04/29 山梨建設新聞

 県新環状・西関東道路建設事務所(樋口有恒所長)は2017年度の事業概要をまとめた。13年度に事業着手した新山梨環状道路、および08年度からの継続事業である西関東連絡道路(甲府山梨道路Ⅱ期)を主要事業に掲げた。西関東連絡道路については本年度約4億5000万円を投じ、八幡南ランプから岩手ランプ(終点)までの道路改良工事等を推進し、年内の全線開通を目指す。

【新山梨環状道路東部区間:甲府市西下条町~笛吹市石和町】

 東部区間約7㎞のうち、既に供用している南部区間の延伸を図る甲府市西下条町~同落合町間1・6㎞を東部区間Ⅰ期として13年度に事業化。本年度は11億8500万円の予算を確保し、引き続き用地取得を行うとともに道路の盛土工事、蛭沢川を渡る橋梁工事および中央自動車道と交差(アンダーパス)する函渠工事などを進める。

 その先の5・5㎞(甲府市落合町~笛吹市石和町間)も、14年度に東部区間Ⅱ期として事業化。本年度は8億円の予算を確保し、地元との合意形成等を積極的に進め、速やかに工事着手できるよう地元の意見を踏まえながら、測量や調査の結果を基に道路設計を進めていく。また、東部区間Ⅱ期の初弾工事として、濁川・平等川を渡る橋梁の下部工事等に着手する。

【西関東連絡道路(甲府山梨道路Ⅱ期):山梨市万力~東】

 本年度は、八幡南ランプから岩手ランプ(終点)間において、道路改良工事、舗装工事、標識設置工事、道路照明設置工事等を鋭意進め、17年内の全線開通を目指している。 


【写真①樋口所長②上部工架設を待つ蛭沢川橋梁(仮称)③荒神山トンネルと満開の桜④西関東連絡道路が接続される国道140号(切り廻し中)と荒神山トンネル】

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