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公募型プロポで発注/夜間照明と人工芝張替/12・5億円と4.3億円限度に/ZOZOマリンスタジアム/

2017/06/14 日刊建設タイムズ

 千葉ロッテマリーンズと千葉市は、「ZOZOマリンスタジアム」夜間照明設備リニューアル工事及び人工芝張替工事を公募型プロポーザルで発注する。本年度のプロ野球シーズンオフを利用して環境改善を図るもので、いずれも千葉ロッテマリーンズで今月23日まで参加表明書を受け付け、7月7日に提案書類の提出を締め切る。その後、プレゼンテーションを経て7月末に優先交渉権者を選定し公表する予定。提案限度額(消費税を含む)は、夜間照明設備リニューアル工事が12億5172万円、人工芝張替工事が4億3200万円。

 夜間照明設備リニューアルについては、躍動感あふれるプレイシーンの創造と省エネ化実現のため、プロ野球シーズンオフを利用して高演色LEDを採用した夜間照明設備への更新工事を行う。

 参加資格は、同市入札参加資格者名簿に登録している者で、申請工種が「電気工事」、地区区分が「市内」または「準市内」、かつ格付が「A」であること及び「電気」の総合評定値(P)が1100点以上の事業者であること等。

 工期は契約締結の日から2018年2月28日までとするが、実際に現場での工事が可能な期間は、プロ野球シーズンオフの今年11月24日以降。また、工期内に竣工検査まで完了することとする。

 主な設計工事内容は、①既設投光器取付架台の撤去・処分・新設及び塗装②電気室~照明分電盤間の既設幹線ケーブルの撤去・処分・更新③照明分電盤~安定器~投光器間の既設配線用ラック、配管、配線、プルボックスの撤去・処分・更新(安定器は電源装置に置き換える)④既設投光器、安定器の撤去・処分、新設・調整・試験(安定器は電源装置に置き換える。対象はグラウンド照明、観客席照明及び保安灯)。なお、既存のアメフト、サッカー専用の投光器96基は更新せず、撤去のみとする⑤既設避雷設備(夜間照明設備関連部)の撤去・処分・更新⑥既設照明制御盤・分電盤の改造⑦その他本工事に必要なすべての設備・機材への電源供給及び配線接続のために必要な工事(新たな工事が必要となる場合は、その工事も含む)⑧携帯アンテナ用同軸ケーブルの一時取り外し及び復旧⑨その他の設備が敷設されている場合、その一時取り外し及び復旧⑩一連の工事に伴う仮設・養生⑪その他、今回の募集趣旨に沿った技術提案。

 想定工期は、契約(7月下旬を予定)後、7~8月に設計、9~11月に各装置・設備の製作、12月に既設装置・設備の撤去、1月に新設装置・設備の設置、2月に総合調整及び照度測定、同下旬に完了検査。照明設備の要求水準は仕様によるものとし、保証期間は10年間とする。

 一方、人工芝張替は、選手のダイナミックなプレーを可能にし、試合観戦がより楽しめるよう、同様にプロ野球シーズンオフを利用して人工芝に張り替える。

 参加資格は、同市入札参加資格者名簿に登録している者で、申請工種が「ほ装工事」、地区区分が「市内」または「準市内」、かつ格付が「A」であること及び「ほ装工事」の総合評定値(P)が1100点以上の事業者であること等。

 工期及び工事可能期間、竣工検査に関しては、夜間照明設備リニューアル工事と同じ。

 主な工事内容は、①フィールドの既設人工芝撤去・処分と新規張替約1万4500㎡②場内既設アスファルト舗装撤去及び新規透水性舗装敷約1万4500㎡(場内測量、場内搬出入路敷設鉄板養生180㎡、その他必要な事項は千葉市土木工事標準仕様書に準じる)③その他、今回の募集趣旨に沿った提案(選定会議で採用されたものに限る)。人工芝は7年間以上使用することを前提とする。

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