記事

事業者
山梨県県土整備部

県県土整備部中北建設館内の公園 小瀬でスタンド防水工

2017/06/14 山梨建設新聞

 公園長寿命化計画に伴う施設維持で県県土整備部は、中北建設事務所管内にある小瀬スポーツ公園の野球場(県中北建設が工事発注)と陸上競技場(営繕課からの発注)の改修工事を進める。

 一般競争入札を9月下旬にも公告し、11月から12月の着工を目指す。

 両施設ともスタンドの防水工事が主(陸上競技場はメインスタンド)。施設内のクラック補修や塗装、雨漏り対策、ジョイントの金物やイスの交換なども併せて行う。

 このうち野球場は、2015年度から3カ年で改修工事を実施し、本年度工事で完了する。

 工事内容は、塗膜防水工(超速硬化ウレタンスプレー工法)など。

 外壁改修工事と1工区工事は三井建設工業(甲府市)、2工区は井口工業(同市)が施工。近く2工区工事が完了する。設計はエイト日本技術開発(本社:東京都)が担当した。

 野球場のスタンドは、内野固定7931人、外野芝生1万2000人、身障者スペース室内24人。

 陸上競技場のメインスタンド改修工事は、15年度から19年度以降まで継続して進め、15年度は三光社(甲府市)が施工。設計はエイト日本技術開発が担当した。

 工事内容は、塗膜防水/超速硬化ウレタンスプレー工法769㎡、断面修復工一式など。昨年度は工事発注をしていない。

 同競技場には、普通席がメインスタンド6050席、バックスタンド6161席、サイドスタンド4972席。車椅子用スペースとしてメインスタンド25席、バックスタンド14席、サイドスタンド34席。メインスタンド中央上段のみ屋根が設置されている。

 そのほかに舞鶴城公園(甲府市)と御勅使南公園(南アルプス市)も改修工事を実施。舞鶴城公園は県中北建設事務所、御勅使公園は県営繕課からの発注となる。

 木柵改修工事は、本丸と天守閣の周辺(約200m)老朽化している部分を交換する。8月下旬に公告し、10月上旬の着工を予定。来年度以降も工事予算が確保され次第、継続して進める。工事進捗率は3割程度。

 御勅使南公園については老朽化するため、本年度から3カ年で園内トイレ(5カ所)の全体改修工事を行う。本年度はスポーツゾーンBと中央広場の2カ所を予定。9月ごろに公告し、12月ころからの着工となる。

 工事内容は、和式トイレの洋式化を始め、手すりや子ども用の手洗い場設置、LED照明化を計画している。


【写真=改修工事が進む野球場】


【写真=球技場は、メインスタンドで工事を行う】

記事資料 記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら