県松本建設事務所は12日、(仮称)信州みちビジョンの策定に係る松本地域の意見交換会を松本合同庁舎内会議室で開き、住民2人が意見を述べた。
同ビジョンは、県が道路の整備や活用など今後のみちづくりの方向性を示すものとして本年度に策定するもの。策定にあたり広く意見募集を行っており、その一環として直接意見を聴く場として地域毎に意見交換会を行っている。
意見交換に先立ち計画調査課の坂口一敏課長は「松本地域の道路整備は、地域振興や安全・安心な地域づくりに大きく貢献している。特に松本地域は長野県のみならず本州の中央に位置し、古くから街道が発達し、また、県内唯一の空港が整備され、中部縦貫や松本糸魚川連絡道路など広域道路整備が進められ、さらなる地域の発展が期待されるところ。本日は地域の皆様から地域の思う道路の姿やあり方をお聴きし、信州みちビジョンにしっかりと反映させて参りたい」と、意見交換会の意義を強調し、多くの意見を呼びかけた。
意見交換では「松本地域は新幹線もリニアもない。道路が変わっていないのが実態ではないか。次世代に向けて道路がどうあるべきか考えていただきたい」などと意見を述べた。
【写真=松本合同庁舎で行われた意見交換】