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千葉県県土整備部

カトウで大改修実施設計/県施設改修課/青少年女性会館を合同庁舎化/来年度から2か年で工事

2017/06/23 日刊建設タイムズ

 県県土整備部施設改修課は、今月14日に「県青少年女性会館大規模改修工事実施設計」の指名競争入札を開札。カトウ建築事務所(千葉市中央区栄町36―10)が予定価格3098万4000円(消費税抜き)に対し2479万円(同)で落札した。委託工期は2018年3月23日。設計は、同会館の用途を中央児童相談所などの合同庁舎化するために行う。工事は18~19年度の2か年で実施し、20年度の供用開始を目指す。工事内容は屋上防水、内外装改修、電気、機械等設備改修など。

 同会館には、施設が老朽化や狭隘化する中央児童相談所と警察少年センターの機能を移転し、機能強化を図る。中央児童相談所は一時保護所となっているため、宿泊できる居住スペースを確保するほか、新たに研修スペースなどを設ける。

 一方、同会館内に入居している男女共同参画センターなどの団体は、旧ちばキャリアアップセンター(千葉市中央区都町2―1)に移転。同センターは、移転団体の受け皿として活用するため、本年度から2か年で大規模改修を行う。工事は県施設改修課が建築、電気設備、機械設備の3件で第2四半期に一般競争入札を公告する予定。工事は17~18年度の2か年で実施し、18年度内の供用開始を目指す。建物規模はRC造一部S造4階建て延べ約2433㎡。

 大規模改修の実施設計は千町村建築研究所(千葉市中央区新宿1―2―3)が担当。事業費は本年度当初予算に工事費1億9324万円と債務負担行為4億5300万円を設定している。

 青少年女性会館の所在地は千葉市中央区天台6―5―2。敷地面積は6124・36㎡。建物規模はRC造地下1階地上4階建て延べ4675・09㎡。最小Is値は0・45。

 施設の概要は、1階がロビー、エントランス、2階が多目的室、第1~3会議室、相談室、3階が第4~8会議室、茶室等、4階がホール、視聴覚室。施設内には男女共同参画センターなど県の出先機関が入居している。

 同会館は、青少年及び女性に対し文化活動の場を提供することで、青少年の自立性及び連帯性の伸長並びに女性の社会活動の促進を図ることを目的に1981年11月に設置された。

 工事は80~81年度の2か年で実施し、建築工事を石川組、給排水工事を伊藤水道、空気調和設備工事を芝工業、電気設備工事をモデン工業が施工した。

 また、既存の中央児童相談所の建物は旧耐震基準(1972年完成)で、Is値は0・98。建物規模はRC造2階建て延べ1588㎡。

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