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新潟駅前万代広場計画を見直し

2017/06/27 新潟建設新聞

 新潟駅の万代広場整備事業について新潟市の篠田昭市長は、計画の見直しを行う考えを明らかにした。当初計画の策定から時間が経過し、設計条件や社会経済状況の変化に対応するもので、今後1年程度をかけてJR東日本との協議や新潟県と連携しながら見直しを進める。駅前広場での新潟らしさの表現をはじめ、車や歩行者の導線、施設配置の見直しにより、魅力的で機能的な広場計画を策定する。22日の6月定例市議会で、吉田孝志議員(保守市民クラブ)の一般質問に答弁した。




 新潟駅周辺整備事業として進められる新潟駅万代広場の整備は事業面積約1万8500㎡。2002年に行われたコンペで、最優秀者に堀越英嗣氏のグループが特定されている。同グループは▽㈱アーキテクトファイブ(建築)▽パシフィックコンサルタンツ㈱(土木)▽㈱アプル総合設計事務所(都市計画)▽鳳コンサルタント㈱(ランドスケープ)―で構成する。これまでに市民ワークショップなどが開かれ、22年度の全面供用を目指して検討が進められていた。

 篠田市長は「計画策定後15年が経過し、当初想定していた設計条件や社会経済状況が変化するとともに市民ニーズの多様化に対応するため広場計画を見直していく」とし「新潟県知事からは、新潟駅は陸の玄関口であり、県全体の拠点性向上の要となることから、広場の見直しに積極的に関わっていきたいとの意向が示されている」と説明した。

 また県の関わり方についての吉田議員の再質問に対し「口を出すということは、財布もついてくるものだと思っている」と答えた。

【万代広場完成イメージ】

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