記事

事業者
山梨県山梨市

新重川橋補強工を総合評価で発注 山梨市

2017/07/27 山梨建設新聞

 山梨市は、昨年度に続いて新重川橋の耐震補強工事を実施する。残る下部工を補強するもので、総合評価により10月の入札を想定している。

 同橋梁(L96m)に関しては、ひび割れや橋面補修などの長寿命化を先行させており、これを2015~16年度に実施。昨年度、RC橋脚2基の鋼板巻立て工(各105㎡)を発注し、耐震補強に着手したところ。

 本年度は、未着手の左岸(下栗原)側の橋脚1基の巻立て工を発注するとしており、8月中旬には設計が完了する見込み。渇水期となる11月には施工に取り掛かりたい状況から、10月中に入札から契約までの過程を終えたい意向だ。

 工事規模から一般競争ではなく指名競争の適用が想定され、そのうえで総合評価落札方式を採用することから、通常よりも余裕のあるスケジュールにより入札・契約業務が進められそうだ。

 なお、耐震補強のメニューとしては水平力分担装置や落橋防止装置が残っており、今後の補助金の付き具合にも左右されるが、現状これらは来年度の実施予定をされている。

【写真:一番手前の橋脚巻立て工を予定する新重川橋】

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら