県佐渡地域振興局地域整備部発注工事でICT活用工事を試行する見通しであることがわかった。
試行するのは多田皆川金井線小倉峠バイパス(柳久保工区)切土工事で帯刀建設が6280万円で受注した。ICT建機の確保など、本土とは条件が異なる離島での試行となり、今後のICT活用工事の普及面でも注目される。
県佐渡地域振興局地域整備部では、2016年度にICT活用工事の試行対象として2件を発注したが、いずれも通常施工で工事が行われており、ICT活用工事に向け講習会を実施している。
県土木部のICT活用試行対象工事は、25日現在までに24件が公告済み(本紙まとめ)。現在のところ多田皆川金井線小倉峠バイパス(柳久保工区)切土工事以外では、上越地域振興局妙高砂防事務所発注の国川地区防災・安全(地すべり対策)頭部切土その6工事(受注者は田中産業)の2件でICT活用工事が行われる見通し。