記事

事業者
国土交通省北陸地方整備局(港湾空港)

ICT活用テーマに若手技術者が勉強会

2017/08/03 新潟建設新聞

 北陸地方整備局港湾空港部と日本埋立浚渫協会北陸支部は27日、若手技術者を対象とした勉強会を開いた。

 ICT(新技術)の活用をテーマに、北陸地整伏木富山港湾事務所、金沢港湾空港整備事務所、敦賀港湾事務所とテレビ会議で結び、官民の若手技術者など合わせて97人が参加し、海洋最先端技術に関する講義が行われた。

 冒頭、北陸地整港湾空港部の小池部長は「生産性革命として港湾工事では浚渫工事でICTを導入している。ICTの勉強会として時期を得たものであり、有意義なものとなることを期待する」とあいさつ。

 北陸地整では、2013年度に埋立浚渫協会北陸支部と共同で「北陸の港湾空港の活性化に向けた検討会」を立ち上げ、若手技術者の育成・確保、契約手続きの効率化、施工・品質確保の改善等の共通課題に対し検討を進めており、勉強会は今回で5回目。

 講義では五洋建設より多機能型バックホウ浚渫線について、東亜建設工業から大水深対応型水中作業ロボットの開発と活用方法の講義が行われたほか、新潟港湾空港技術調査事務所よりナローマルチビームによる深浅測量、維持管理を考慮した桟橋上部工の紹介が行われた。

 日本埋立浚渫協会北陸支部の上杉春男支部長は「熱のこもった講義と質疑が行われた。きょう発表された内容は、若者にとって興味と未来への希望が持てたのではないか」と語った。

【写真=最新技術について講義】

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら