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長野県松本市

お城周辺の一体的整備を要望

2017/08/19 長野建設新聞

松本市の「お城周辺地区まちづくり推進協議会」(大宮康彦会長=大名町)は18日、松本市役所を訪れ、菅谷昭市長に「大名町並びに三の丸地域のまちづくり整備に関する要望書」を提出した。

今回の要望は、今後、三の丸地区で内環状北線整備事業、南西外堀復元事業、基幹博物館整備事業、旧井上百貨店跡の駐車場整備など多くの公共事業が予定されていることから、大名町と三の丸地域の一体的な整備を進めてもらうよう要望書を提出したもの。当日は協議会から大宮会長のほか副会長の丸山一雄氏(西堀町)や中田充氏(鷹匠町)など関係者8人が出席。市側は担当部となる建設部の小出部長や都市政策課の桐沢課長らが同席した。

要望内容は①松本城三の丸地区整備基本方針の早期具現化②三の丸(城郭内)としての「国宝松本城天守」への「登城道」に相応しい街路の整備③「松本市基幹博物館」と「内環状北線」間の大名町(三の丸地域)の一体的な歩道整備④懸念される交通渋滞及び通過車両を量的に抑制し、にぎわいのある歩行者中心の街路整備⑤三の丸地域が抱える複数の事業計画の総合的な市窓口の設置-の5点。

要望書を受け取った菅谷市長は「城下町の再生をこれまで考えてきたが、形として見えてきと思っている。松本城三の丸地区整備基本方針を理想像としてまとめたが、これに近づけるような形で進めている。歩道や登城道は基本方針に沿って新規事業として進めていく。本日、5つの要望をいただいた。担当部としてもこの貴重なご意見を良い形で市民の皆様に喜んでいただけるまちづくりに反映していきたい」と応じた。


【写真=要望書を受け取る菅谷市長(右)】

要望書を受け取る菅谷市長

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