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千葉県北千葉道路建設事務所

事業費22億円で東側Ⅱ期推進/県北千葉道路/土屋橋の下部工着工/建技研で段階整備設計

2017/08/21 日刊建設タイムズ

 県北千葉道路建設事務所は、国道464号北千葉道路整備事業の東側Ⅱ期区間3・7㎞について本年度、事業費16億8500万円と債務負担行為5億2200万円を合わせた総額22億700万円を投入し事業を推進する。同区間では橋梁4橋が計画され、本年度は、JR成田線を横断する(仮称)土屋橋の下部工に着工する。また、Ⅱ期区間段階整備設計を委託し、事業を効率的に進めるための事業手法等を検討する。委託業務は6月30日の入札で建設技術研究所(千葉事務所・千葉市中央区新町18―14)に委託した。

 土屋橋は、Ⅱ期の起点からJRを横断する橋梁で、国道408号に接続する。橋梁の規模は橋長493・5mと国道408号に降りるランプ橋が上下線合わせ352m。橋梁形式は、本線起点側289・8mが鋼7径間連続少数鈑桁橋、本線終点側203・7mが鋼5径間連続少数鈑桁橋。ランプ橋は、Bランプ橋が橋長162・6mの鋼4径間連続少数鈑桁橋、Cランプ橋が橋長189・4mの鋼5径間連続少数鈑桁橋。

 本年度は、起点からJR成田線の手前までを実施。土屋橋本線のA1橋台とP1橋脚、P6橋脚、BランプA1橋脚、P1橋脚、P3橋脚、CランプのA1橋脚、P1橋脚、P4橋脚などを予定。設計はいであ(千葉営業所・千葉市中央区神明町201―5)が担当。

 本線のA1橋台は、先月14日の総合評価一般競争入札で高秀建設が予定価格6406万円(消費税抜き)に対し6400万円(同)で落札した。工期は220日間。橋台の形式は逆T式で、工法は杭基礎工法(鋼管杭)。主要資材は鋼管杭(φ800㎜・L28・0m)14本、コンクリートV471立方m、鉄筋19・5t。

 また、先月28日には「土屋橋本線P6・BランプP3・CランプP4橋脚」の総合評価一般競争入札を公告。9月13日に開札する。規模等はP6、P3、P4橋脚が各1基。杭は鋼管ソイルセメント杭φ1400㎜・L19・5m~20・5m、27本。

 このほかの橋梁は(仮称)下金山橋、(仮称)取香川橋、(仮称)国道51号横断橋の3橋。

 下金山橋は、土屋橋から連続し、根木名川を横断する橋梁。橋長は541mで、起点側300mが鋼7径間連続少数鈑桁橋で、終点側241mが鋼4径間連続少数鈑桁橋。設計は建設技術研究所が担当。

 取香川橋は、成田市東金山地先で取香川を横断する橋梁で、上下線合わせ427・9m。形式は上下線とも鋼4径間連続少数鈑桁橋、橋長は上り線が216・4m、下り線が211・5m。設計はパシフィックコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区新町1―17)が担当。

 国道51号横断橋は、成田市山之作地先で国道51号をボックスにより横断する。橋長は57・0mで、形式は鋼単純細幅箱桁橋。設計はエース(千葉営業所・千葉市中央区中央4―14―1―3―D)が担当。

 橋梁の発注予定は次の通り。(①工事場所②工種③工事概要④工期⑤入札方式⑥発注予定時期)

 ▽社会資本総合交付金工事(仮称)土屋橋BランプA1橋脚、CランプA1橋脚、CランプP1橋脚=①成田市押畑②土木一式③橋脚3基④11か月⑤一般⑥第4四半期

 ▽社会資本総合交付金工事(仮称)土屋橋BランプP1橋脚、P4橋脚、CランプP2橋脚=①成田市土屋②土木一式③橋脚3基④15か月⑤一般⑥第3四半期

 ▽社会資本総合交付金工事(仮称)土屋橋P1橋脚=①成田市押畑②土木一式③橋脚1基④10か月⑤一般⑥第4四半期

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