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山梨県中央市

年明け発注手続き 中央市の増設庁舎の建設工事

2017/09/06 山梨建設新聞

 中央市は1日、第3回市議会定例会を開会し、田中久雄市長が行政報告とともに提出議案の説明を行った。都市公園は来月の都決告示、増設庁舎は年明けから発注手続きに入るスケジュールを示し、1月にも庁舎建設の一般競争公告が有力となってきた。

 行政報告として語った都市公園の進捗状況は、「9月末に都市計画審議会を開催し、10月に都市計画決定の告示を予定」と述べた。本年度後半に詳細設計、移転に絡む補償費算定を行い、来年度から用地取得に取り掛かるとの今後のスケジュールについても触れた。

 庁舎整備について田中市長は「現在、増設庁舎の外観・内観のイメージ図を作成中」として、完成後には、ホームページや広報を通じて市民へ公表する考え。

 今後のスケジュールとしては、来庁者の安全確保に向けて仮囲いの設置を10月中旬に行い、福祉センター解体に同下旬に着手。西側にあるリサイクルステーションは北東側に移設する旨を明らかにした。

 増設庁舎の実施設計は12月を目安に完成させ、年明け1月に工事発注に向けての手続きに入る意向を示した。入札方法などは、規模やこれまでの実績、近隣自治体の事例などを踏まえての判断となるが、一般競争による分離発注が有力視される。

 また、敷地外駐車場については整備概要がまとまったとして、本定例会で議会に説明すると語った。

 現在、10月を納期に設計を進めているところで、8月に地権者への説明を終えたことから、順次用地取得への交渉を開始していく。整備工事費を9月補正予算案に盛ったことから、交渉がまとまり次第工事へ移行し、事業進ちょくを図る考えだ。

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