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(社)長野林業土木協会

林土協中信支部が技術力生かしたボランティア

2017/09/09 長野建設新聞

長野県林業土木協会中信支部(高宮善郎支部長)は7日、林道維持管理作業のボランティアを松本市の大白川林道で実施した。当日はあいにくの雨天となったが、集まった支部員企業から参加した15人は、技術力を生かした林道の環境整備に貢献した。

同支部は例年、ごみゼロ運動や山の日にあわせたボランティア活動を実施していたが、今回はそうした運動を実施する予定がなかったことから、林野庁中信森林管理署と相談した結果、林道維持管理作業を行うことになったもの。

作業の開始に先立ち、林道入り口ゲート手前広場で行った出発式で高宮支部長は「きょうは雨も降り限られた時間の中だが、みなさんの技術力を発揮していただいた作業をお願いしたい。落石にも注意しながらケガのないよう作業にあたってほしい」と呼びかけた。続いて中信森林管理所大野川森林事務所森林官の金敏博さんは「昨年までは上高地のクリーン活動にあわせごみ拾いを行っていただいていたが、みなさまの技術力が十分発揮できなかったのではないか。きょう行う大白川林道の横断溝掘は皆様の技術力が生かせるのではないか。この林道は春になると洗掘され非常に走りづらい林道だったが、この活動でこうした状況が解消されることは大変うれしいこと。きょうは安全管理、体調管理をしっかりしていただき、自分のペースで作業をしてほしい」と注意を促した。

その後、ゲートから林道内に入り、道路横断溝に堆積した土砂をスコップやつるはしを使って除去した。

ボランティアの参加者

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