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清掃・警備業務の入札、複数年契約で落札率上昇

2017/09/16 長野建設新聞

 県契約・検査課が、清掃業務、警備業務(機械警備を除く)における最低制限価格制度、複数年契約の実施状況をまとめた。取り組みにより落札率は上昇している。

 同取り組みは、清掃業務と警備業務において、ダンピング受注の防止として最低制限価格を設定。またサービスの質の向上や雇用安定に向けて複数年契約を行うもの。

 清掃業務では、2016年度が43件で落札率は82.9%。応札者数は4.7者。17年度は45件で落札率84.7%、応札者数は4.6者。落札率は若干ではあるがアップした。

 警備業務では、16年度11件の落札率が88.3%。応札者数は2.9者。17年度は11件で落札率94.2%、応札者数は2.5者。落札率は大幅にアップしている。


●「除雪も複数年契約を」

 実施状況は、12日の県契約審議会で示された。委員でもある長野県建設業協会の藏谷伸一会長は「除雪も機械確保やオペレーター育成などの課題がある。複数年契約を検討してほしい」と意見。事務局の県は「除雪や道路維持管理の複数年契約については『地域を支える建設業検討会議』でも要望をいただいている。検討を進めていきたい」と回答した。

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