建設業労働災害防止協会長野県支部佐久分会(依田幸光分会長)は13日、夏季建設・建築現場公開パトロールを実施した。
小諸労働基準監督署管内の建設業の労働災害発生状況(2017年1月1日~8月末)は、土木が10件、建築が17件で前年度同期比58.8%増となった。
依田分会長は「働き方改革で労働環境の改善を求められている。各会社におかれては健康診断の徹底が必要。週休2日制、時間外労働など建設業の課題を一つひとつ改善しながら、安心安全な職場環境にしていきたい」と呼びかけた。また、小諸労働基準監督署古畑善美署長も「週休2日制を確保しないと若い人が入って来ない。屋根からの墜落転落が4件も発生した。墜落転落は重篤災害に繋がる」と啓発した。
パトロールには小諸労働基準監督署はじめ、県、市町の発注関係者32人が参加し、注意を呼びかけながら巡回した。