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長野県農地整備課

農業用水で小水力発電、県農地整備課で取り組み推進

2017/10/04 長野建設新聞

 県農地整備課は、農業用水を活用した小水力発電事業に取り組んでいる。目標は本年度までに22カ所稼動2200kW発電。2010年度は9カ所220kWだったが、昨年度までに18カ所2184kW、現在では21カ所で稼動している。県では地球温暖化防止・自然エネルギー活用・電力利用を目的とした事業に、さらに取り組みを進める考え。

 県内21カ所で稼動している小水力発電のうち11カ所は農業農村瀬整備事業で建設。残る10カ所は経済産業省などの事業や民間事業者によるもの。

 小水力発電で発電した電力は、運営費、人件費などのほか建設改良積立金や土地改良施設維持管理費として活用している。

 県は15年度に「長野県土地改良施設エネルギー活用推進協議会」を市町村や関連団体と設立。小水力発電の候補地地調査・設計、民間との連携などにより事業を進める方針。

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