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建設業労働災害防止協会群馬県支部高崎分会など・労働災害防止大会など開催

2017/10/06 群馬建設新聞

建設業労働災害防止協会群馬県支部高崎分会(関口功分会長)は2日、高崎市にあるホワイトイン高崎で労働災害防止大会、県高崎土木事務所と共催で建設技術者研修会を開催した。当日は会員など約240人が参加、来賓には厚生労働省高崎労働基準監督署の三澤弘署長や高崎市の松本泰夫副市長、県高崎土木事務所の桑原幸治所長、建設業労働災害防止協会群馬県支部の青柳剛支部長などが駆け付けた。「トップの決意と現場の実行、ルールを守って無災害」をスローガンに掲げ、無災害の実現に向けて取り組むことを誓った。

冒頭、関口分会長は「労働災害の撲滅、ゼロ災害のための労働環境整備、安全教育の実施とその徹底を継続的に実行していかなければなりません」と呼び掛け「安全大会を契機に、一人一人が改めて気持ちを新たに、一致団結して安全に対する再確認と再認識を徹底していきたいと思います」と語った。

三澤署長は「ひと度大きな労働災害が発生すれば多大な影響を及ぼし、経営にも打撃となる。労働災害の撲滅は監督署のみでは達成できるものではありません。皆さまのご協力ご理解をお願い申し上げます」と述べた。

松本副市長は「職員の方々の命、家に帰れば家庭があります。ぜひそういったことも含めて、改めて現場の管理、自己管理を行っていただきたいと思います」と呼び掛けた。

続けて桑原所長は地元建設業の重要性を語り、青柳支部長は働き方改革や事業量の減少などの建設業を取り巻く環境について述べた。このほか来賓として、県西部環境森林事務所の田中貴弘所長、県西部農業事務所農村整備課の女屋一之課長、高崎市上下水道事業管理者の石綿和夫管理者、高崎土木建築業協同組合の髙橋榮作理事長などが出席した。

大会では3年以上無事故無災害で安全功労を讃えてコーアエンジニアリング(高崎市)と高長組(高崎市)、中島土木(高崎市)、山富士産業(高崎市)が表彰された。また、高長組の八木末明氏は一致団結し社会資本の充実、地域社会の発展に寄与するとともに、この無災害が自社の繁栄に繋がることを信じて、意欲的に災害防止活動を展開していく必要性を訴え、実現に向けて邁進することを大会宣言で誓った。

第2部は、厚生労働省高崎労働基準監督署の鈴木淳安全衛生課長が「災害事例から学ぶ労災防止対策」、県契約検査課検査第一係の山口順補佐が「より良い建設工事を求めて(優秀工事のポイント)」と題した講義を行った。

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