社会保険加入や賃金および法定福利費の支払い状況に関する初の実態調査を実施中の国土交通省は、今月20日の回答期限に向け、あらためて調査への協力を呼び掛けている。同調査では建設業許可業者から無作為抽出した約２万５０００社を対象にＷＥＢアンケートを実施。これまでに「回答内容が他社に知られるのか」といった質問が寄せられたが、建設市場整備課では「元請けを含めて（回答が）他の会社に知られることは無い」としており、業界全体の正確な実態を把握するために、可能な限り多くの業者からの回答を求めている。

　ＷＥＢアンケートは回答する側の手間を考慮して設問を誘導する方式を採用しており、賃金台帳を用意しておけば15分程度で終わるという。また、回答が分からない場合は分からないと答えても差し支えない。

　なお、調査に対する質問はコールセンター（日本アプライドリサーチ研究所内、電話03－３８６８－３６３９）で受け付けている。