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松本市建設業協会

5年ぶりの現場代理人講習会を開催

2017/10/20 長野建設新聞

松本市建設業協会は18日、現場代理人講習会を松本市開智の建設業会館で開き、協会員34人、松本市役所職員20人の合わせて54人が参加した。

この講習は、土木委員会の本年度事業計画に基づき実施するもので、開催は2012年以来5年ぶりとなる。冒頭、協会を代表してあいさつに立った同協会土木委員会の高嶋伸光委員長は、講習の内容を説明した後、「講習会を良い機会ととらえ、市と建設業協会が協力しあい、高品質で出来栄えの良い工事ができるようさらなる建設技術の向上を図り、建設業のレベルアップのために研鑽してほしい」と期待した。続いて市を代表して、建設課の百瀬信課長は「お互いに一緒に良いものをつくるには、お互いが勉強し密な関係を持ちながら一つの現場をつくりあげていきたいと思っている。市民の生活に直結するものをつくっており、何かあれば重大な事故につながるものが多く、その認識をお互いもたなくてはならない」と共通の認識を持つ重要性を強調した。

続いて講習に移り、積算の統一基準の変更、昨年度工事の講評について、それぞれ市から説明があった後、本年度の優良工事として10月4日に表彰された2工事の紹介があり、それぞれ現場代理人を務めた高宮組の金井耕一さんと村瀬組の小林均さんが現場の作業状況や感想を語った。その中で高宮組の現場は、徒歩で片道1時間かかる場所にあり、資材はヘリコプターを使い、自宅から通勤できない作業員は横尾山荘に泊まり込みで仕事にあたった。市建設課で現場を担当した木下さんは「厳しい現場条件だったが熱意をもって取り組んでいただいた」と高宮組の施工対応を高く評価した。

講習会風景

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