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長野県木島平村

木島平村の新庁舎整備、基本設計の概要まとまる

2017/10/25 長野建設新聞

 木島平村が進めている新庁舎整備事業で、基本設計の概要がまとまった。村では今後、パブリックコメントや説明会などから村民の意見を取り入れて詳細を詰めていく考え。

 建設地は往郷、旧村民会館跡地の敷地約3100㎡。施設はS造2階建て(堆雪型)延べ1650㎡程度を想定。震災時でも機能を維持できる強固な構造とする。工事費は約8億円を見込んでいる。

 基本設計概要では、1階に各課事務室(約482㎡)、村長室(約36㎡)、応接室(約36㎡)、小会議室(約23㎡)などを配置。2階には議場(約115㎡)、議員控室(約49㎡)、大会議室(約103㎡)、中会議室(約54㎡)、小会議室(約28㎡)のほか、議会事務局、書庫、倉庫、更衣室、サーバー室などを予定。各部屋の面積は使用方法を考慮して今後決定する。

 外観は、災害時に雨よけスペースとしても活用できる屋根下空間のある建物を想定。詳細については、建設費や耐久性、維持管理などを検討して決定することとしている。

 防災面では、1階と2階一部を自家発電による電源供給エリアとして防災関連機器を設置。災害時に稼動する自家発電装置や燃料供給タンクは屋外に設置する。また防火水槽の設置も検討している。

 事業スケジュールは、2018年1月末までに基本設計終了、概算工事費も示される。同年7月末までに実施設計を完了。本体工事は同年9月から19年12月までを予定している。

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