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長野県建築士事務所協会松筑支部

建築士事務所協会松筑支部が50周年

2017/11/03 長野建設新聞

長野県建築士事務所協会松筑支部(堀内浩支部長)は10月26日、支部創立50周年を記念した式典を、会員や来賓多数を招いてまつもと市民芸術館で挙行した。また、記念講演として、建築家の伊東豊雄氏を招いた講習会を開き、多くの人が聴講した。

記念式典で堀内支部長は「支部を設立した1968年、建築設計事務所協会として松本地域で設計を業務とする会員により発足し、本年度で創立50周年の節目を迎えることができた。歴代の支部長、役員、会員の皆様に敬意と感謝の意を表します」と述べた。続いて、124者の会員でスタートした支部設立50年の歩みを振り返り、「会員も多い時は170者ほどの加入状況だったが現在は67者と大きく減少している。支部運営にも影響が出ており、特に設備設計事務所や構造設計事務所の高齢化が目立ってきている。私たちを取り巻く環境は経済不況、環境問題、防災対策、空き家対策等様々な乗り越えなければならない問題が多くある。今後、次の50年に向けたさらなる発展を目指していくには、会員の増強と若い世代の育成が協会としての重点課題。会員一同、松筑支部のさらなる発展のため誠心誠意取り組む」と決意を新たにした。

多数招かれた来賓のうち、最初に長野県建築士事務所協会の小河節郎会長(創和設計=箕輪町)は「本会が発足する8年前にこの会ができた歴史ある支部。これからも仕事に誇りを持って支部の発展と本会にご協力を」と期待。松本市の小出光男建設部長は「市民への建築設計相談活動やまちづくり、景観形成事業にも積極的に参画され、木造住宅の耐震診断事業にもご協力いただいている。環境と調和し自然と共存するまちづくりの実現に向けより一層のご理解とご協力を」とさらなる活躍と協力を求めた。地元選出国会議員の務台俊介衆議院議員は「景観を造ってきた立役者。50周年を迎え、新たなる飛躍を」と期待した。


【写真=あいさつする堀内支部長】

堀内支部長

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