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県11月補正案、土木施設復旧に10億円超、武道館や魁夷館に債務負担

2017/11/18 長野建設新聞

 県が11月補正予算案を発表した。一般会計に16億589万円を追加し、総額を8709億4864万円としている。台風で破損した土木施設の復旧事業には10億円超。県立武道館整備事業については2019年度供用に向けて工事手続きに着手、債務負担行為57億円を設定している。東山魁夷館も19年度リニューアルオープンに向けて改修、8億円超の債務負担行為を設定している。

 土木関連では上記の災害復旧10億円超のほか、来年度実施の舗装補修、橋梁補修、道路改築を前倒しして発注するため14億円を債務負担行為で設定。凍結で劣化した道路の舗装修繕、除雪で不鮮明になった区画線や歩道の補修についても来年度実施を前倒しするため15億円超を債務負担行為で設定している。

 県立武道館は、佐久市猿久保にRC・S・木造2階建て延べ1万1600㎡で建設する。18年7月に着工を予定している。

 東山魁夷館ではエレベーター増設、多目的トイレや授乳室の設置、内装・外壁の補修を行う。

 主な補正予算案は次の通り(単位千円)。

◆災害復旧事業費(台風21・22号で破損した土木施設を迅速に復旧)=1,002,961(債務負担行為114,017)

◆県立武道館建設事業費(2019年度供用開始に向けて工事手続きに着手)=債務負担行為5,711,158

◆信濃美術館整備事業費(東山魁夷館改修)=債務負担行為847,759

◆補助公共事業費(舗装補修、橋梁補修、道路改築事業を前倒し)=債務負担行為1,481,000

◆県単公共事業費(区画線補修、舗装補修、道路改築の前倒し)=債務負担行為1,359,000

◆交通安全施設整備事業費(横断歩道など補修の前倒し)=債務負担行為150,000

◆立科町家畜ふん尿流出事案に係る代執行事業費(昨年9月に発生した家畜ふん尿流出事案に対し、保管施設からの再度流出防止に必要な対策工事の実施設計業務)=債務負担行為9,083

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