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リニア発生土仮置き場/早川町で新たに2カ所/JR東海

2017/11/23 山梨建設新聞

 JR東海は、リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事(早川町)からの発生土を処分する仮置き場を、新たに早川町内の塩島地区(河川側)と奈良田地区にそれぞれ1カ所設置する。規模は、塩島地区(河川側)が面積約6000㎡、容量約3万5000立方m、最大盛土高約8m。奈良田地区は面積約1200㎡、容量約4000立方m、最大盛土高約5m。それぞれ今月から着工する。

 JR東海では、南アルプストンネル掘削工事に伴う発生土置き場を塩島地区に、仮置き場を雨畑地区と塩島南地区、西之宮に設置しており、今回の追加で早川町内での発生土置き場(仮置き場)は合計6カ所となる。

 塩島地区(河川側)の仮置き場は、塩島南地区の発生土仮置き場の北側に設置する。

 要対策土ではない発生土を一時搬入し、最終的な発生土置き場へ搬出するまでの仮置き場として使用する。計画地は、既に他事業で土砂などの資材置き場として整備された土地であり、仮置き期間中は概ね8mの高さまで発生土を搬入する。最終的には原形復旧して地権者へ変換する。

 今月から準備工(進入路整備、仮設設備設置など)に着手し、来月から盛土工(土搬入、締め固め、転圧など)を行い、2018年度の中ごろから仮置きを開始する予定。

 奈良田地区の計画地は、毎年概ね6月下旬から11月上旬まで登山者用の駐車場として利用されており、駐車場利用がない期間(概ね11月上旬~翌年6月下旬)に限り、駐車場の一部(北側)にトンネルからの発生土を一時仮置きする。駐車場として利用される期間の開始までに、仮置きした発生土は全て搬出する。

 今月から準備工(進入路整備、仮設設備設置など)に着手し、土搬入、一時仮置きなど)を行う予定。


塩島地区(河川側)の規模


面積   約6000㎡

容量 約3万5000立方m

最大盛土高   約8m



奈良田地区の規模


面積   約1200㎡

容量 約4000立方m

最大盛土高   約5m



【図=塩島(河川側)と奈良田地区の平面図】

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