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埼玉県

県総務部が劣化調査にドローン導入

2017/12/07 埼玉建設新聞

 県総務部は建物劣化調査に赤外線カメラ搭載ドローンを導入する。同調査へのドローン導入は宮城県に次いで2例目で、赤外線カメラ搭載は全国初の取り組みとなる。亀裂や雨漏りなど、目視確認が困難な異常の検知調査精度を向上させる。より精緻な修繕計画と、合理的な改修工事につなげる狙いがある。

 2017年度はこれから行う計量検定所(さいたま市)など3施設(3棟)で試行。18年度は消防学校(鴻巣市)など24施設(59棟)で実施する計画となっている。

 建物劣化調査は職員が目視で実施しており、屋根などの高所は危険が伴うほか、時間も掛かっている。また建物によっては足場がないと近付けない箇所もあり、遠方からの調査では限界があるため、調査手法の改善を検討していた経緯がある。

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