三条市医療系高等教育機関の開設に係る懇談会(座長=水野春芳・三条市医師会会長)は4日、5回目となる会合を開き、進捗状況などで意見を交わした。現在進めている施設の基本設計内容は、来年2月ごろ懇談会に示される予定。
開設に向けたスケジュールのうち、施設関係では、2018年度前半に実施設計をまとめ、後半から施設建設に着手し、19年度中の完成を目指す。
誘致事業者のNSGは、看護師養成所設置計画書の提出を18年12月末、歯科衛生士養成所は19年3月末の提出に向け、教員候補者選定など準備を進める。
市は、求める人材等に関するアンケート調査を市内の病院・診療所、歯科診療所に対し行い、教育課程の検討に活用する。
構成員からの意見として、「看護師に関するアンケートでは、募集と実際の採用状況について聞いてもらいたい」「設計には、NSGの意見も取り入れ、動きのいい学校にしてもらいたい」などがあった。
18年2月に開く第6回の懇談会では、アンケート調査結果や、基本設計内容の報告が行われる予定。
医療高等系教育機関は、NSGグループを誘致し、公設民営方式で開設する専修学校(専門課程)。入学定員は看護学科(3年生)40人、歯科衛生士学科(3年生)50人、医療事務学科(2年制)25人。
開設場所は、県央基幹病院に隣接する上須頃地内。
【写真=5回目の会合を開いた】