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新潟県立大学

新学部設置で校舎を増改築、施設整備費に29億試算

2017/12/14 新潟建設新聞

 新潟県立大学は、新学部の設置に伴い、老朽化した3号館等の建て替えとともに新学部施設の増築を計画している。全体施設整備費には概算で29億円を試算し、2018年度から基本設計や既存施設の解体設計、仮設施設の設計に入る。県では18年度当初予算案に基本設計費等を計上し、検討・精査を進める方針。

 新学部は、新潟市東区海老ヶ瀬の校地内で、(仮称)国際経済学部国際経済学科を設置し、20年4月の開設を目指す。定員は1学年90人とし、人間生活学部子ども学科の定員増と合わせて現在の1学年260人から360人に増員する。

 当面は既存校舎を活用しての開設を視野に入れるが、3号館の老朽化が著しく、早急な建て替えが必要となっているほか、校地が狭いため3号館の建て替えに併せて新学部施設の増築を想定する。

 施設整備費には、過去の実績などから老朽施設の改築分に約16億円、新学部施設の増築分に約13億円を試算する。

 3号館等の建て替えは、18年度に基本設計、19年度に実施設計を進め、20年度と21年度の2カ年で工事を行う。既存施設解体は18年度に設計、19年度に工事。また3号館の建て替えに伴い仮設施設をリースする考えで、18年度に設計、19年度中の工事と供用開始を予定する。

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