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建設業労働災害防止協会長野県支部木曽分会

木曽分会が年末恒例の安全パト

2017/12/14 長野建設新聞

建設業労働災害防止協会長野県支部木曽分会(加藤晋悟分会長)は7日、年末恒例の安全パトロールを行い、冬期や年末を迎える各現場で事故発生防止や安全施工を呼びかけた。

当日は、分会員から21人、県木曽建設事務所や木曽地域振興局林務課および農地整備課の担当者ら8人の計29人が参加。木曽建設会館に集合した参加者は、木祖村や木曽町日義・福島方面の北・中部班、木曽町開田高原や王滝村と上松町方面の中・西部班、大桑村と南木曽町方面の中・南部班、南木曽町方面の南部班に別れ、4班編成でおよそ30カ所をパトロール。各現場では代理人から工事の内容や作業の進捗状況、当日の作業体制などの説明を受けた後、現場内を巡回し、点検項目に対しチェック。気づいた点などを指摘していた。

パトロール終了後、木曽建設会館にもどり実施結果報告会を行った。木曽建設事務所整備建築課の丸山課長は、「きょうのパトロールでは三大災害につながる点はないかを重点項目に見て回った。パトロールにより、管内の工事現場の安全が一層向上するよう発注者、受注者で取り組んでいきたい」と述べた。続いて、砂山安全委員長の進行により、各班が結果をそれぞれ報告。同行した発注者からは「注目をひく看板があった」「写真つきで工事を紹介していた現場があった」と紹介。安全指導員の原氏(木曽土建工業)は「現場事務所、標識や看板類がしっかりとしていた。年末年始で現場を解放する場合はパトロールもお願いしたい」と述べた。同じく安全指導員の新井氏(大宗土建)は「休工中は重機の施錠、現場事務所の施錠をお願いしたい。冬期の積雪や凍結による転倒災害等の対策を十分とってほしい。掘削法面が長い現場は毎日のチェックを怠らずに行ってほしい」と3点を要望した。加藤支部長も「作業員の通る通路に材料が置いてあった現場があったが、雪が降ると大変なことになる。現場の中でしっかりと声掛けを行うなど注意を払うよう、社長が指導してほしい」と、トップがより一層指導するよう求めた。

パトロールのもよう

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