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長野県安曇野市

ジェネッツ社と上下水道施設で応援協定

2018/01/20 長野建設新聞

安曇野市は16日、災害等発生時における上下水道施設の復旧に関する応援協定をヴェオリア・ジェネッツ株式会社(深澤貴社長、本社=東京都港区)と締結した。安曇野市は同社と2010年10月から上下水道料金徴収事務委託業務を履行している。今回の協定で、大規模な災害や事故により上下水道施設に被害が発生した場合に、迅速で適切な機能の維持、さらに早期回復へ協力して取り組んでいく。

協定の応援内容は①災害対策本部における被害状況に関する情報収集②宅内の漏水調査③同社が所有する給水車両による応急給水等の支援活動など。

安曇野市の宮澤宗弘市長は「上下水道施設は市民生活になくてはならないインフラであり、経済活動に欠かせない施設。この地域は糸魚川静岡構造線が走っており、いつ地震が発生するかわからない。われわれには安全な水を安定して各家庭や事業場に届ける責務がある。いつどこでどんな災害が起こるかわからず、万一に備えた今回の協定で、市では対応できないことをジェネッツさんにフォローしていただきたい。今回の協定は市として心強く、これからも一層の連携を深めていきたい」と喜んだ。続いてヴェオリア・ジェネッツの深澤社長は「災害や事故が発生した時、水道知識を持った人間が地元に何人いるかということが重要になる。安曇野市には常時39名の従業員を配置しており、県内には加圧式給水車を上田市に配置しているなど、何かあった際は迅速に応援や給水活動にあたる体制を整えられると自負している。安曇野市のパートナー企業として、市民の皆様の安全安心、安定した給水にお役に立てるようがんばっていきたい」と決意を新たにした。


【写真=協定書を交わした深澤社長㊧と宮澤市長】

協定書を交わした深澤社長ら

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