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(社)長野県造園建設業協会

信州造園人新年の集い

2018/01/26 長野建設新聞

信州造園人新年の集いが23日、松本市内のホテルブエナビスタで開かれ、県内各地や近県から造園関係者が集まったほか、長野県から阿部守一知事、建設部の油井均部長ら多数の来賓が華を添えた。

発起人を代表して松本市緑化協会の奥原正司理事長(奥原造園)は「長野県では2019年度に松本市を主会場とした第36回全国都市緑化信州フェア信州花フェスタ2019が開かれる。この絶好の機会を逃すことなく、緑の大切さ、われわれの仕事の重要性を訴える好機。全国の人々をお招きして信州の造園をアピールしようではありませんか」と呼びかけた。来賓祝辞で阿部知事は「長野県の街の緑づくり、都市緑化を、皆様方が日々取り組まれていることをこの機会に全国に発信していただきたい。また一過性の取り組みに終わらせることのないように、街に緑を増やす取り組みをこのイベントを契機にしっかり長野県で定着する努力をし、都市緑化の財産が残るよう取り組みたい」との考えを示した。また森林づくり県民税について「これからは、山の中の森林、里山整備づくりだけでなく、まちの緑を増やすことにも一部使っていきたいと思っている。また観光地の景観整備にも使っていきたいと思っており、これまでよりもより広く皆様方に森林税を有効に使っていただきたい。長野県は都市公園の面積をみてもまだまだだと思うし、大都市に比べると街路樹もまだまだ取り組んでいかなければならない。街の緑や潤いをもっと増やし、街の魅力を高めることで人を引き付けると思っている」と語った。

多くの来賓が祝辞を送った後、長野県造園建設業協会の山嵜信幸会長(長遊園)は「阿部知事には全国都市緑化信州フェアの開催をご決断いただき、開催まであと1年あまりとなっている。森林税の継続においては、市街地の緑化や街路樹まで幅を広げていただき、誠にありがとうございました」と御礼の言葉を述べた。

これに先立ち、「みどりが生み出す地域の魅力」をテーマに、造園家でランドスケープアーキテクトの涌井雅之氏が講演を行った。会場には多くの参加者が訪れ、熱心に聞き入る姿が見られた。

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