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松本市建設業協会

安全祈願祭と新春祝賀会

2018/01/27 長野建設新聞

松本市建設業協会と松本市建設事業協同組合(会長・理事長=深澤信治フカサワイール代表取締役)は24日、市内の深志神社梅風閣で安全祈願祭と協会表彰、さらに恒例の新春祝賀会を盛大に開いた。

あいさつで深澤会長は「地域の建設業を取り巻く環境は厳しい1年だったが、市のご努力により公共工事の受注高は平成28年の大幅な減少から徐々に回復してきている。平成28年11月から変動型低入札価格調査制度

を導入していただいた結果、一般競争入札の落札率が上昇し、事業環境の改善の兆しが見え始めてたが、景気回復の実感は乏しい」との現状認識を示した。続いて「建設業の社会的使命を果たしていくために働き方改革の推進が喫緊の課題。この課題解決に向け、健全で安定した経営基盤を構築することが必要であり、安定的で建設的な事業量の確保が重要だ」と強調した。

多数出席した来賓から、最初に菅谷昭市長は「基幹博物館建設、市立病院移転建て替え、市役所新庁舎建設計画がいよいよ本格的に動き始めた。いずれの施設も将来を見据えた松本のまちづくりに不可欠なものであり、総力を結集して取り組んでまいる所存」と述べた。続いて「建設業界は資材の高騰や担い手減少などにより大変厳しい状況と認識している。地域生活の安心安全づくりのために必要な公共事業への投資は継続していく」と協力を求めた。松本市議会の上條俊道議長は「身近なインフラを整備し、本市にあったまち

づくりを進めていくためには、地域を熟知し、人材育成、災害対応にも大きく寄与している地元皆様方のお力が必要不可欠」とさらなる活躍に期待した。

祝賀会に先立ち、協会表彰が行われた。13人が表彰され、受賞した一人ひとりに対し、深澤会長が表彰状を手渡すと会場から祝福の拍手が送られた。深澤会長は「受賞はご本人の功績があっての賜物ではあるが、ご家族や社員などのお力添えも大きかったものと推察する。今後もご活躍を」と期待した。受賞者を代表して丸善土木の伊藤社長は「この受賞をさらなる励みとして心に刻み、建設業に携わることを誇りとし研鑽を重ね、協会・業界発展に尽くす所存」と決意を新たにした。

受賞者は次の通り。※敬称略

◇会社代表者(入会10年以上)=高橋作夫(サクセン)、伊藤浩一(丸善土木)、高嶋伸光(大高組)、大池太士(松本土建)、田村勤(矢島建材)、長尾俊明(長尾建設工業)、飯濱修(上村組)、深澤信治(フカサワイール)、藤森賢(藤森組)

◇会社役員(就任10年以上)=下里明(ハシバテクノス)

◇社員(勤続30年以上)=大矢政喜(川瀬建設)、宮澤靖(フカサワイール)、茅野正彦(望月組)


【写真=協会のさらなる発展へ向け乾杯】

協会の発展を祈念して乾杯

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