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加納岩小西通り線の2期工区調査に着手

2018/02/16 山梨建設新聞

 JR山梨市駅改築に伴い行われている加納岩小学校西通り線整備で山梨市は、第2期工区の事業化に向け現地調査を始めた。市担当者は「駅舎にも多額の費用がかかるため、すぐに2期工区に入るのは難しい」とし、事業化は早くても2020年度以降になるとの見通しを示した。新駅舎は3階建て、延べ1940㎡で2020年度の完成を予定。佐藤建設工業(山梨市)が架設駅舎の整備などを行い、東鉄工業(東京都新宿区)が本体工事を進めている。

 同線は駅東側を南北に走る県道から駅南口への進入路。甲斐建設、岡本興業、三晃設備(以上山梨市)らにより整備が進められ、駅南口広場が整備される付近までは形が見えてきた。今後はさらに南へ第2期、3期工区へと整備を進め、県道の加納岩小南交差点やさらに南を走る市道へつなげる計画だ。2期工区は400m(幅員13m、両側歩道)、3期工区は300m程度を見込む。

 現場周辺にはアサヒビールのグループ会社、サントネージュワインのワイナリーや民家などがあり、一部が補償対象になる見込み。本年度は予備調査を峡東測量設計(同市)に委託し補償物件の調査に着手するなど、事業化に向け準備を進めている。

 駅南口広場については駅舎の施工ヤードとして使うため本格的な整備に入るのは駅舎完成後になる見込み。市は用地として、炭素製品メーカー日本カーボン(東京都中央区)の敷地の一部を取得。「駅舎の進捗によるが駅舎が完成する2020年度中に広場も完成させたい」(市都市計画課)としている。


【写真=整備が進む加納岩小学校西通り線】

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