県民生活部はスポーツ医・科学拠点施設と屋内50ｍ水泳場の設置に向けて、２０１８年度に基本計画を策定する。また事業手法の調査・検討も進める考え。委託費などとして予算案に４３３０万８０００円を計上している。基本計画の中で建設地や機能、規模、設備、運営方法、概算事業費を取りまとめる。

　拠点施設では、スポーツ医・科学の知見を活用し、アスリートの育成を行う。また県民の充実したスポーツライフを支援することも掲げ、より豊かな県民生活の実現を目指す。一方、屋内50ｍ水泳場は、最先端の技術で水泳選手の競技力向上を推進するとともに、県民の体力・健康づくりをサポートする。また国内主要大会の誘致も考えられている。

　建設地としてこれまでに、さいたま水上公園を含む上尾運動公園が候補に挙がっている。

　現在は基本構想の策定を進めており、３月末にまとめる。業務はパシフィックコンサルタンツ（千代田区、03－６７７７－３６５１）に委託している。