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新潟県佐渡市

両津病院建設へ基本設計で2カ年債務

2018/02/24 新潟建設新聞

 佐渡市(三浦基裕市長)は両津病院の建設へ基本設計に着手する。新年度当初予算案では2018・19年度の債務負担行為3100万円を設定した。両津病院は建設から35年が経過し、耐震性や老朽化により移転新築が計画されている。昨年3月にまとめた基本構想では新病院の規模に60床を上限とした1病棟を見込んでおり、現在、基本計画の策定を進めている。

 当初予算案一般会計の規模は457億円で前年度比12億円(2・6%)の減少。普通建設事業費は84億1133万円で、両津湊・河崎地区統合保育園などの合併特例債事業の減少に伴い、同比7億2043万3000円(7・9%)の減少となる。

 新規事業では、本庁舎改修事業に6億7000万円の継続費を設定し大規模改造工事を実施。相川地区統合保育園移転改築事業に設計費3055万4000円を盛り込んだ。総合多目的施設整備事業では3億2628万円を投じ南佐渡離島開発総合センターの解体と小木行政サービスセンターへ公民館機能を統合。八幡小学校耐震改修工事に1億6837万1000円を計上したほか、学校施設長寿命化計画策定に1139万2000円を充てる。

 インフラ関連では、道路橋りょう改良舗装事業に6億1940万円、社会資本整備総合交付金の改築系に1億8650万円、橋梁・舗装・その他修繕1億5530万円を盛り込むなど、前年度を上回る事業費を確保した。

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