記事

事業者
茨城県下妻市

下妻中部室棟など改築に3・4億円/2018年度骨格予算案

2018/03/06 日本工業経済新聞(茨城版)

 下妻市(稲葉本治市長)は、2018年度当初予算案を発表した。25日に投開票が行われる市長選に伴い、必要経費や継続事業などを中心に盛り込んだ骨格予算として編成。主なものでは、下妻中学校改築で部室棟や駐輪場などの整備に3億4089万8000円、しもつま鯨工業団地のアクセス道路整備に3850万円、17~18年度継続事業の庁舎等建設基本計画策定に1851万1000円を計上している。

 一般会計総額は156億3400万円で、前年度比1・7%減。このうち普通建設事業費は13億9608万1000円で、下妻中新校舎本体工事、にぎわい広場「Waiwaiドームしもつま」整備、観光交流センター「さん歩の駅サン・SUNさぬま」新築などの完了により、同19・1%の大幅減となった。

 下妻中学校改築工事では、4月開校を目指し、新校舎の本体工事(RC造3階建て、延べ7881㎡)と、駐車場(A2056㎡)やテニスコート(4面)、トイレなどの外構整備が進んでいる。

 新校舎の開校に伴い、18年度は部室棟の建て替えと駐輪場の整備を行う計画。事業費は、部室棟改築に1億8483万2000円、駐輪場改築に1億4930万円、工事監理委託に504万3000円などを配分している。

 しもつま鯨工業団地では、工業団地と国道294号を接続する市道0223号線をアクセス道路として拡幅整備する。事業費3850万円を計上し、18年度は用地取得を進めるとともに、まとまった箇所から工事に着手していく方針。

 道路関係ではこのほか、南原平川戸線や南部環状線などの主要道路や、市道1481号線の側道橋整備、生活道路の舗装改良と側溝整備に合計5億740万円を計上。また、市道の破損箇所の維持補修には4700万円を設定した。

 橋梁修繕事業には事業費8650万円を計上。このうち修繕工事に7100万円、点検委託に1550万円を配分。18年度は、架け替えを進める高堀橋の下部工事を計画しているほか、点検40橋程度を見込んでいる。

 市庁舎等建設基本計画策定事業では、基本計画策定委託料1770万6000円などを設定。このほど基本構想を担当したパシフィックコンサルタンツ㈱茨城事務所(水戸市)に、基本計画策定支援を委託した。18年度に基本設計に向けた詳細な調査を行い、具体的な整備手法などを検討し、基本計画としてまとめる。

 農地関係では、大宝沼地区のほ場整備に4055万2000円。安全施設設置で、黒子幹線用水路などにおけるネットフェンスの改修に2860万円。

 防犯関係では、市内全域の防犯灯(3088基)のLED化に700万8000円を計上しているほか、新規事業として幹線道路や駅前などへの防犯カメラ設置に240万円を予算化している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら