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山梨市の公民館改修6月着工へ

2018/03/07 山梨建設新聞

 山梨市は新年度、老朽化が進む山梨公民館の大規模改修工事および2019年度着工を目指す後屋敷公民館改修の設計に着手する。両施設共に内外装の改修を行うほか、山梨公民館では駐車場の改良も計画。市は新年度予算案に事業費9930万円を盛り込んだ。

 山梨公民館については5月入札、6月着工を予定。それに先立ち4月から利用者ら協力の下、施設内の机や椅子などを運び出し、近所の施設に保管する。

 工事内容は◇男女共用トイレを男女別に整備、多目的トイレを新設◇エアコンの更新◇照明のLED化◇内装の張り替えや塗り替え◇外壁の高圧洗浄、クラック補修、塗り替え-など。駐車場を広げる外構工事も併せて実施する。外構含め年内には工事が完了する見込み。建物はS造2階建て、延床面積616㎡。1977年竣工と築40年が経過しているが耐震性に問題はない。施設は山梨小学校に隣接。会議室や和室、集会室などがあり、地域の文化的な集まりなどに利用されている。 後屋敷公民館についても今のところ山梨公民館と同様の改修を予定。男女共用トイレの改修や内外装を中心にリニューアルする。ただ地元から大集会室が狭いとの声があるため、その改善策を検討中。現状敷地にほぼ余剰スペースはなく、加えて後屋敷小が隣接するため同小児童の安全を確保した上での工事が求められる。市は5月にも入札を行い設計を委託する予定で設計者らと対策を考えていく方針だ。

 市担当者は「後屋敷公民館については今後学校関係者らと協議した上で工事の内容を決めていきたい」としている。

 

【写真=内外装をリニューアルする山梨公民館】

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