北陸地方整備局と日本建設業連合会北陸支部は6日、新潟市の白山会館で意見交換会を開催した=写真=。休日確保やCIMの件数拡大へ向けた要望などが出された。
休日確保への要望については、整備局が施工条件確認部会など原則化していることなどを説明したほか、「週休2日モデル工事も実施しており、フォローアップしていくので協力いただきたい」との考えを示した。
また整備局は本年度のモデル工事ついて、1月末現在協議が整った工事31件のうち、20件で週休2日を実施することを明らかにした。
さらに営繕工事については、日建連が無償貸与している「建築工事適正工期算定プログラム日建連版Ver2」の活用状況に対する説明を求めた。整備局は「設備工事など後工程をしっかり確保していくことで認識している」と回答。また「地方公共団体にも周知徹底してもらうよう働きかけている」との状況を報告した。
生産性向上については、日建連がCIMの活用件数が無かったことを報告。整備局は「国交省が作成したロードマップが2025年度までに原則化することを示しているので順次拡大していきたい」との方針を述べた。
概算金額の変更については10%にとどまっていると報告。整備局は「17年度から試行を始めている。検証して拡大を検討していく」と答えた。