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新潟県上越市

体操アリーナ6月議会を経て着工

2018/03/08 新潟建設新聞

 上越市は間もなく実施設計が完了する(仮称)上越市体操アリーナ(九戸浜)について、事業概要と施設イメージを明らかにした。新年度早々の4月にも工事を発注。6月議会で工事契約の承認後に着工する。工事は2カ年で行い、完成は2019年12月を予定する。総事業費は23億~26億円。うち本体工事費は18億4800万円を見込んでいる。


 建設地は、国際石油開発帝石が所有していた九戸浜の敷地約1万3000㎡。施設はS造2階建て、延べ床面積約3800㎡。1階には国際体操連盟の基準を満たしたアリーナのほか、器具庫や更衣室を配置。2階には250の観客席と周回ランニングコースのほか100人収用できる多目的室も備える。

 外壁は金属製の断熱パネルとカラーステンレス板、屋根はカラーガルバニウムで構成。空調は競技で使用するすべり止め(炭酸マグネシウム)を考慮し、気流の生じない除湿型放射冷暖房システムを導入。1階と2階の壁面に放射型のパイプを配置し夏場は冷水、冬場は温水を循環させ室内空調を放射熱でコントロールする。また外構では隣接する鵜の浜温泉との往来を考慮し敷地北側に階段などを設置する。

当初予算案には工事費4億9299万7000円を計上しているほか、19年度までの債務負担として限度額14億5122万2000円を設定している。


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