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(社)新潟県建設業協会

人材確保へ合同就職説明会

2018/03/14 新潟建設新聞

 新潟県建設業協会が主催する建設業就職合同説明会が8日、新潟日報メディアシップで開かれ、協会員企業27社が人材確保に募集職種や仕事内容、自社の魅力などをアピールした。建設業界セミナーとして若手、女性、県土木部職員によるパネルディスカッションも行われ参加者に建設業のやりがいや魅力を伝えた。

 各社がブースを設けた合同説明会には福田組の太田豊彦社長や加賀田組の市村稿社長の企業トップも来場し、太田社長は昨年に続き自ら学生を前に説明を行うなど、積極的に人材確保に取り組む。

 パネルディスカッションでは「県職員と若手技術者が語る本音トーク」として、若手、女性技術者、県土木部職員が、自身の仕事内容や建設業で働く魅力を紹介。

 福田組の若手技術者である本間雄太氏は「仕事をしていると時間が早く過ぎる。それだけ今が充実している。働くなら休日や給与も大切だが、多少の忙しさは、あったほうが良い」と話す。

 女性技術者として加賀田組で活躍する野﨑由紀子氏は建設業の魅力に「一人ではなく、多くの人々が力を合わせ、工事が完成したときは感動的で一番やりがいを感じる」と語った。

 県土木部の伊藤匠氏は「建設業にマイナスの部分があるのも事実だが、行政として払拭したい。建設業は県民や地域の安全・安心を支える仕事であり誇りを持って就職していただきたい」と語った。

 参加者のうち「社会に認めてもらえる仕事に就きたい」とする女性は、直接、女性技術者からの話を聞いて「すごく格好良かった」と話す。建設業を志す学生からは、就職したい企業の判断材料に「会社のイメージや安定しているか、資格や能力を活かせるところ」を挙げたほか「長く働きたいので、離職状況が気になる」と明かした。

【写真=若手・女性技術者が本音トーク、ことしも太田社長がPR】

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