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茨城県五霞町

環境浄化センターを長寿命化/耐震補強や更新に総額4・3億円/2018年度当初予算

2018/03/23 日本工業経済新聞(茨城版)

 五霞町(染谷森雄町長)は、2018年度当初予算を公表した。主なものでは、下水道施設整備事業として、環境浄化センターの耐震補強と各設備の更新に総額4億3401万9000円を計上し、施設の長寿命化を推進していく。また、水道施設整備事業として、川妻浄水場の更新工事などに1億2481万円を設定。このほか、町道5号線道路整備事業に1億7760万円、圏央道五霞IC周辺地域整備事業に8240万5000円を盛り込んでいる。

 一般会計の総額は46億3000万円で、前年度比8・3%(3億5500万円)増。このうち普通建設事業費は3億4652万8000円で、町道維持補修などの減額に伴い4・6%の減となった。

 環境浄化センターでは、施設の耐震補強や各設備の更新・改修による長寿命化を図っている。18年度は管理汚泥棟と水処理棟の耐震補強工事、沈砂池の更新工事を実施するとともに、すでに着手している水処理・送風機電気設備や汚泥処理・脱臭設備の更新工事を推進していく。

 公共下水道事業特別会計には、同センター耐震補強工事に2カ年継続費3億4760万円(18年度1億4400万円、19年度2億360万円)を措置。18年度事業費としては、耐震補強に1億4400万円、沈砂池更新に3164万4000円、水処理・送風機電気設備更新に6609万6000円、汚泥処理・脱臭設備更新に1億8565万2000円、施工監理に662万7000円を配分している。

 川妻浄水場では、水道施設の適正な維持管理などを推進するため、工事費1億1931万円を設定し、老朽化している電気設備の更新工事を実施する。水道施設としてはこのほか、消火栓設置や堤防強化に伴う給水管布設などを計画している。

 町道5号線は、五霞IC周辺地域と町道8号線を結ぶ路線で、工事費1億7760万円を投じ、道路整備を推進する。17年度に実施した盛土の沈下の状態を見ながら、18年度は舗装や排水路整備などを実施していく。計画延長は約360m、幅員は12m。

 五霞IC周辺地域整備では、北西側に面している町道52号線で、新4号国道側との交差点部に右折レーンを設置する計画。工事費5000万円のほか、測量委託料200万円、五霞IC周辺地区土地区画整理組合への負担金3000万円などを計上している。

 道路関係ではほかに、維持補修工事に6420万円、川妻地内の排水路整備に1317万6000円などを盛った。

 また、適正土地利用推進事業に事業費2216万6000円を設定。町内全域における新産業系土地利用検討委託に1500万円、都市計画マスタープラン策定委託に650万円を配分。

 このほか「道の駅ごか」振興事業として、駐車場工事に1794万6000円、地域食材供給施設などの修繕に350万円、関連調査委託に650万円。五霞中学校の中庭デッキ改修に432万円、放送設備改修に130万円を計上している。

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