阿賀町は25日、設計・施工一括のデザインビルド方式による公募型プロポーザル方式で「阿賀町消防本部新庁舎建設工事」を公告した。参加申込書、施工実績等調書などを５月25日まで、企画提案書、見積書などを７月27日まで受け付ける。１次審査を８月３日、２次審査を８月22～23日に実施し、８月24日に最優秀事業者を決定する。

　参加資格要件は、新潟県内に主たる営業所または従たる営業所を置く者（特定建設工事共同企業体を含む）で、建築一式工事に係る特定建設業の許可を得ている者。実績要件では、過去に消防本部庁舎または消防署もしくは国、県、市町村の行政庁舎（出先機関の事務所および支所を含む）、新潟県内における官公庁が管理する建築物を元請事業者として施工した実績があることを求めている。

　また、阿賀町外に住所を置く事業者である場合は工事の実施にあたり、阿賀町内に主たる営業所または従たる営業所を置く者を協力事業者として組み込むことなども条件とした。

　計画にあたり建設コスト等を考慮してＳ造、ＲＣ造、ＳＲＣ造、各種複合構造その他構造について検討精査することや諸室の特性を把握し適切な階高設定、階層構成とすることなどを基本的要件としている。

　建設物は、庁舎、車庫および訓練棟のほか各種訓練場、ヘリポート、職員・来客駐車場など。

　建設予定地は、芦沢地内にある阿賀町第２工業団地内。

　業務期間は２０２０年３月25日までとし、21年４月の供用開始を目指す。

　既存の消防本部庁舎は築40年以上が経過。老朽化が進んでいることに加え、建設当時と比較し職員数が倍増していることや消防車両、資機材などが増加していることから、既存庁舎を解体し移転新築する。

　事業費に６億６３００万円（税込）を見込む。

【阿賀町消防本部建設予定地】