2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの公認チームキャンプ地の一つにさいたま市が内定した。19年9月20日~11月2日の大会期間を中心にルーマニア代表が滞在することになる。屋外練習グラウンドには民間施設1カ所を活用するとしており、5月から受け入れに向けた整備を始める予定。
整備自体はグラウンドを管理する民間事業者が担当し、市は費用の2分の1を補助金として交付する。当初予算で1242万円を確保している。
国が定めたガイドラインに適合させるため、天然芝の整備やラグビー用ゴールポストの新設を行う。夏から年度末ごろまでを芝の養生・生育管理に充てる。
詳細な場所などはワールドカップ組織委員会の意向により明らかにしていない。チームの滞在期間や宿泊施設も同様に非公開としている。
公認キャンプ地には59自治体、52件が内定した。市は世界のトップチームを受け入れることにより、市民のスポーツ振興や国内外への都市イメージ発信を図るため、選定プロセスに応募していた。
県内ではほかに県・熊谷市も内定。今後、組織委員会と契約を締結し正式決定となる。