長野県建設業協会木曽支部(加藤晋悟支部長会員数19、準会員9)は24日、第64回通常総会と木曽建設事業協同組合第55回通常総会を木曽町内の木曽建設会館で開き、任期満了に伴う役員改選では、加藤支部長を再任した。
あいさつで加藤支部長は、同協会が2月に実施した経営状況アンケートの調査結果を示し「建設業界は担い手3法が施行され、労務単価や経費率も上がり改善された面もあるが、まだまだ厳しい状況だと思っている」との認識を示し、各社に引き続き経営に努力してほしいと求めるとともに、重要課題である入札制度の改善について、現地機関との意見交換会等を通じて県に対し要望していきたいとの考えを示した。
続いて議事に移り、2018年度の事業計画を承認したあと、任期満了に伴う役員改選に移り、選挙により理事と監事を選出した後、理事会を開き、加藤支部長の再任をはじめ新役員体制を決めた。新役員を代表して加藤支部長は「役員体制も若返った。より一層ご支援ご協力を」と決意を新たにした。
来賓に招かれた村上淳県議と米倉剛木曽建設事務所が祝辞を送った。村上県議は「魅力ある木曽地域をつくるためには安心安全が大前提であり、そのためには皆様のご尽力が必要。新役員を拝見したところ、とても若く大いに期待している」と激励した。4月に木曽建設事務所長に就任した米倉所長は今年度の主要事業として木曽川右岸道路、国道256号や361号整備、御嶽山の緊急対策砂防事業を示したうえで「必要な事業費の確保を目指してしていくとともに早期発注や地域の要望への対応に一層努力するので、皆さまのご協力をお願いしたい」と協力を求めた。
承認された本年度の事業計画は次の通り。
①入札制度、失格基準価格の改善、地域要件の改善、総合評価方式の改善の提言
②公共事業予算の確保並びに災害に強い社会資本整備の要請
③実効性のある災害対応・対策が図られるよう、県との災害協定に基づく体制の整備
④建設業労働災害防止協会と連携し、安全教育の実施と災害防止の徹底
本年度から2カ年の役員体制は次の通り。※敬称略
◇支部長=加藤晋悟
◇副支部長=奥田和彦
◇理事=大沢謙一、砂山右近、杉山一樹、青木孝尚
◇監事=澤口和実、田口陽一
本年度木曽支部表彰者は次の通り。※敬称略
◇役員表彰=古畑俊一(奥田工業)、森正人(三留野土建)
◇従業員表彰=古畑博巳(大河建設)、熊崎雄二(奥田工業)、西裏進(奥田工業)、清水宗一(木曽土建工業)、永島望(木曽土建工業)、志村敏(西峯建設)、細川忍(西峯建設)、枠本忠(宮地組)