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東関道潮来~鉾田の工事費50億/18年度の県内直轄道路改築事業/関東整備局

2018/04/27 日本工業経済新聞(茨城版)

 国土交通省関東地方整備局が茨城県に通知した2018年度直轄事業計画によると、県内の道路改築事業は東関東自動車道水戸線の潮来~鉾田で函渠工や改良工などを計画している。潮来~鉾田区間の18年度負担基本額(事業費)は87億8800万円で、そのうち工事費は50億8010万円。そのほか国道6号牛久土浦バイパスⅡ期では改良工や橋梁下部工に着手。18年度に事業化した牛久土浦バイパスⅢ期(L5・5㎞)では調査設計に着手する。


 東関道水戸線の潮来~鉾田(L30・9㎞)の全体事業費は710億円。18年度事業費87億8800万円のうち工事費は50億8010万円。潮来地区の函渠工や行方地区の改良工などを実施する。

 年度当初の発注計画によると、「H30東関道川尾地区函渠工事」(掘削工5万4000立方m、盛土工1万8000立方m、函渠工1基ほか、工事注規模15億円から30億円未満、潮来市川尾)などを順次、発注する。

 潮来~鉾田間は用地費および補償費にも31億4100万円を配分しており、18年3月末時点で約86%に達している用地進捗率の向上へ買収に努める。

 18年度に新規事業化した国道6号牛久土浦バイパスⅢ期は、牛久市城中町~つくば市高崎の約5・5㎞(4車線)。調査設計を行い、事業進捗を図る。

    ◇

 18年度における県内の直轄道路改築事業の内容は次のとおり。

 【東関東自動車道水戸線潮来~鉾田】

 事業規模はL30・9㎞。全体事業費は710億円。18年3月末時点の用地進捗率は約86%、事業進捗率は約50%。

 18年度は、調査設計、潮来地区ほか用地買収、潮来地区ほか函渠工、行方地区ほか改良工、鉾田地区ほか跨道橋工を実施する。18年度事業費は87億8800万円。内訳は工事費50億8010万円、測量設計費5億6690万円、用地費および補償費31億4100万円。

 【圏央道(川島~五霞)】

 事業規模はL32・3㎞(埼玉県区間を含む)。全体事業費は1兆3136万円(川島~大栄間の合計で埼玉県、千葉県を含む)。

 18年度は調査設計を推進する。18年度事業費は2900万円。内訳は測量設計費2890万円、船舶および機械器具費10万円。

 【圏央道(五霞~つくば)】

 事業規模はL39・6㎞。全体事業費は1兆3136万円(川島~大栄間の合計で埼玉県、千葉県を含む)。

 18年度は、調査設計、つくば地区移設補償、環境整備を行う。18年度事業費は5億5300万円。内訳は工事費3億6600万円、測量設計費1億8480万円、用地費および補償費100万円、船舶および機械器具費120万円。

 【圏央道(つくば~大栄)】

 事業規模はL40・0㎞(千葉県区間を含む)。全体事業費は1兆3136億円(川島~大栄間の合計で埼玉県、千葉県を含む)。

 18年度は調査設計、環境整備を推進する。18年度事業費は6800万円。内訳は工事費5400万円、測量設計費1390万円、船舶および機械器具費10万円。

 【国道4号春日部古河バイパス】

 事業規模はL21・5㎞(埼玉県区間を含む)。全体事業費は332億円(同)。18年3月末時点の用地進捗率は約100%(同)、事業進捗率は約60%(同)。

 18年度は調査設計、五霞跨道橋上部工、幸主地区ほか改良工を実施する。18年度事業費は12億2500万円。内訳は工事費11億6250万円、測量設計費6000万円、船舶および機械器具費250万円。

 【国道6号千代田石岡バイパス】

 事業規模はL5・8㎞。全体事業費は272億円。18年3月末時点の用地進捗率は約91%、事業進捗率は約72%。

 18年度は調査設計、東田中地区ほか用地買収、東田中地区ほか改良工、幸町田島下線跨道橋上部工を行う。18年度事業費は11億900万円。内訳は工事費7億5630万円、測量設計費9090万円、用地費および補償費2億5000万円、船舶および機械器具費1080万円、事業車両費100万円。

 【国道6号牛久土浦バイパス】

 事業規模はL5・2㎞。全体事業費は300億円。18年3月末時点の用地進捗率は約98%、事業進捗率は約82%。

 18年度は調査設計、牛久地区用地買収、牛久地区改良工、根古屋川橋下部工、根古屋川橋上部工を実施する。18年度事業費は11億900万円。内訳は工事費7億8400万円、測量設計費3080万円、用地費および補償費2億9200万円、船舶および機械器具費220万円。

 【国道6号牛久土浦バイパス(Ⅱ期)】

 事業規模はL4・6㎞。全体事業費は175億円。18年3月末時点の用地進捗率は約53%、事業進捗率は約11%。

 18年度は調査設計、つくば・土浦地区用地買収、つくば・土浦地区改良工、土浦地区橋梁下部工を行う。18年度事業費は20億9000万円。内訳は工事費10億8200万円、測量設計費3億8870万円、用地費および補償費6億1500万円、船舶および機械器具費430万円。

 【国道6号牛久土浦バイパス(Ⅲ期)】

 事業規模はL5・5㎞。全体事業費は380億円。18年度に事業化した。

 18年度は調査設計に着手する。18年度事業費は5000万円。内訳は測量設計費4990万円、船舶および機械器具費10万円。

 【国道6号大和田拡幅】

 事業規模はL3・3㎞。全体事業費は83億円。18年3月末時点の用地進捗率は約51%、事業進捗率は約53%。

 18年度は調査設計、石名坂地区ほか用地買収、茂宮川橋上部工、石名坂橋下部工、石名坂地区ほか改良工を推進する。18年度事業費は11億5000万円。内訳は工事費7億270万円、測量設計費1億3000万円、用地費および補償費3億1000万円、船舶および機械器具費730万円。

 【国道6号日立バイパス(Ⅱ期)】

 事業規模はL3・0㎞。全体事業費は240億円。18年3月末時点の用地進捗率は約6%、事業進捗率は約4%。

 18年度は調査設計、国分地区ほか用地買収、環境整備を行う。18年度事業費は4億8000万円。内訳は工事費1100万円、測量設計費2億6620万円、用地費および補償費2億円、船舶および機械器具費280万円。

 【国道6号勿来バイパス】

 事業規模はL4・4㎞(福島県区間を含む)。全体事業費は185億円(同)。18年3月末時点の用地進捗率は約1%(同)、事業進捗率は約2%(同)。

 18年度は調査設計、関本地区用地買収、環境整備を行う。18年度事業費は2億円。内訳は工事費1000万円、測量設計費1億4900万円、用地費および補償費4000万円、船舶および機械器具費100万円。

 【国道50号桜川筑西IC関連(延伸)】

 事業規模はL1・2㎞。全体事業費は20億円。18年3月末時点の用地進捗率は約61%、事業進捗率は約30%。

 18年度は調査設計、長方地区用地買収、環境整備を行う。18年度事業費は1億2200万円。内訳は工事費1500万円、測量設計費720万円、用地費および補償費9940万円、船舶および機械器具費40万円。

 【国道50号下館バイパス】

 事業規模はL10・6㎞。全体事業費は387億円。18年3月末時点の用地進捗率は約95%、事業進捗率は約84%。

 18年度は調査設計、玉戸地区用地買収、玉戸地区ほか改良工を実施する。18年度事業費は12億4200万円。内訳は工事費10億7380万円、測量設計費6120万円、用地費および補償費1億円、船舶および機械器具費600万円、事業車両費100万円。

 【国道50号結城バイパス】

 事業規模はL7・7㎞。全体事業費は289億円。18年3月末時点の用地進捗率は約100%、事業進捗率は約87%。

 18年度は調査設計、新川島橋耐震補強工、新川島橋上部工を推進する。18年度事業費は3億1800万円。内訳は工事費2億9000万円、測量設計費2740万円、船舶および機械器具費60万円。

 【国道51号潮来バイパス】

 事業規模はL2・5㎞。全体事業費は26億円。18年3月末時点の用地進捗率は約95%、事業進捗率は約96%。

 18年度は調査設計、小泉南地区ほか用地買収、小泉南地区改良工を行う。18年度事業費は3000万円。内訳は工事費1800万円、測量設計費1100万円、用地および補償費100万円。

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