甲斐市は茅ヶ岳広域農道に架かる宇津谷橋（同市宇津谷地内）の補修工事を進めている。市が今月発表した工事発注計画では本年度の工事の発注時期を第３四半期としているが、市建設課は「工期から考え前倒しする可能性がある」と時期を早める方向で検討する考えを明かした。

　同農道は市中心部と韮崎方面などを結んでおり交通量は多い。市は定期的に修繕を施すことで橋梁を長持ちさせ安全性を確保する。同橋はＰＣ床板と鋼ＩＣ桁で構成する５径間の橋。橋長は１５０ｍで幅員は車道部６・２５ｍ、歩道部１・５ｍの７・７５ｍ。１９７４年３月に竣工した。修繕は３年計画で実施しており、最終年となる本年度はＰＣ桁裏側に発生したヒビの表面保護などを行う。工期は６カ月を見込む。

　初年度は伸縮装置の改修、昨年は橋面舗装などを実施。施工は高山建設や龍王産業、設計は雄測量設計（以上、甲斐市）が担当した。

【写真＝補修工事を実施している宇津谷橋】